<J1:C大阪1-0鹿島>◇第20節◇21日◇カシマ

 リーグ4連覇を狙う鹿島が負のスパイラルに陥った。昇格組のC大阪を相手にリーグ戦のホームゲームでは13戦ぶりとなる黒星。暑さから運動量が落ちる苦手の8月に入り、4戦未勝利という苦境に、DF新井場徹(31)は「完敗。何もできなかった」とうなだれた。

 MF中田、DFジウトンが出場停止となり、左サイドバックには公式戦でベンチ入り経験すらない2年目のDF宮崎智彦(23)を抜てき。17日のG大阪戦で頭部を強打して2日間休養しながら強行出場したMF小笠原も決定的な仕事ができず、無言でスタジアムを後にした。

 運動量と連動性が持ち味だけに、毎年8月は鬼門だ。事実、この日の負けを含め、8月のリーグ戦勝率は4割6分8厘でリーグ戦開催期間の3月から12月の10カ月で最悪。この日もミス多発で自滅した内容に、DF伊野波は「おれもチームもミスが多い」と猛省した。

 FW興梠、大迫、途中出場のFW佐々木が好機をつくり、宮崎も安定したプレーを披露したが、またもや暫定首位もJ1最速の350勝もお預け。宮崎は「自分にとって、せっかくのチャンスだったのに勝てずに悔しい」とこぼした。王者の我慢の夏はまだ続きそうだ。【菅家大輔】