<天皇杯:ホンダFC7-2FC岐阜SECOND>◇1回戦◇3日◇草薙陸
もうひとつの静岡ダービーが実現する。静岡県代表のホンダFCが快勝して、2回戦進出を決めた。前半序盤に昨季JFL新人王のFW伊賀貴一(23)が先制点を含む2得点。後半途中出場のFW新田純也(32)もダメ押しとなる6、7点目を決めて圧倒した。新旧エースの活躍で、5日に行われるJ1清水との2回戦(アウスタ=午後7時)に弾みをつけた。
2回戦で対する清水長谷川監督が観戦する中、ホンダFCが高い攻撃力をみせつけた。前半12分、FW伊賀が左CKから味方のヘディングで流れたボールに右足を伸ばして先制。さらに、後半19分には味方の左クロスに再び右足で合わせて自身2点目を決めた。追撃する相手の戦意を奪う貴重なチーム5点目を決めた伊賀は「連動した動きの中で取れたのがよかったです」と喜んだ。
新エース伊賀の活躍に新田も燃えた。5-2の3点リードで迎えた後半28分から途中出場。わずか4分後の32分に右足でチーム6点目を決めると、同41分にも右CKからヘディングで決めてダメ押し。JFLでは5年連続2ケタ得点を挙げているベテランエースの連続得点で大勝劇を締めくくった。大久保貴広監督(36)は「決める人がきっちり決めてくれた。さすがですね」と絶賛した。
中1日の強行日程で行われる2回戦は、頻繁に練習試合を行う清水が相手だ。今大会では01年の3回戦で1度だけ対戦しており、0-2で惜敗。9年ぶりの「静岡ダービー」に選手らの鼻息も荒い。「モチベーションが上がる。勝てるチャンスは十分ある」と伊賀。9年前の試合で先発出場していた新田は「気負わずに挑戦者の気持ちで戦います」とリベンジを誓った。J1とJFL。カテゴリーは違うがそれぞれ各リーグで3位と好調を維持している。システムも清水と同じ攻撃的布陣を敷くホンダFCが、格上の清水に真っ向勝負を挑む。【神谷亮磨】



