<J1:清水3-0山形>◇第27節◇23日◇NDスタ

 やっと勝った。清水が山形に快勝し、リーグ6戦ぶりの白星を挙げた。久々に「結果」を手にした長谷川健太監督(45)は「なかなか先制点から追加点という流れにできずにいた。試合前に『強い気持ちを持って戦おう』と話していた。選手たちがプレーで見せてくれた」と、満足そうに試合を振り返った。

 清水らしさもよみがえってきた。前半32分、左FWに抜てきされた枝村がタイミングよく飛び出し、鮮やかな先制点をマーク。さらに後半16分に、リーグ戦3戦ぶり出場のFW藤本が、ドリブル突破でチャンスをつくると、自らゴールにたたき込み追加点。最後はMF兵働がドリブルで約45メートルをぶっちぎり、MF山本真のダメ押し弾を演出した。ここ数試合は欠けていた迫力ある攻撃で一挙に3点を奪った。

 口火を切った枝村が「(先制点のシーンは)最初、外でうまくいかなかったから中に入って勝負した」と笑顔を見せれば、兵働主将も「見ている人もフラストレーションがたまっていたと思うけど、やっている僕らも相当、たまっていた。やっと結果が出て本当に良かった」と、勝利の味をかみしめた。苦労してつかんだ「1勝」が浮上のきっかけになるはずだ。【為田聡史】