スーパーサブのキムが決める。山形は4日、アウェー大宮戦(6日)に向けての紅白戦を行った。2本目から主力組に入り、2ゴールを挙げたのがMFキム・ビョンスク(25)。ベンチスタートが濃厚だが、左サイドで連係したDF小林とのパスワークもスムーズで、昨年4月17日のG大阪戦(万博)以来の得点に期待がかかる。全体練習後には小林監督から約10分間の直接指導を受け、相手の背後を取る動きを徹底確認。「期待通りの働きをしたい」と意欲的だった。「2得点だし、ビョンスクは(動きが)切れてる」と、状態の良さには指揮官も太鼓判を押す。昨季、山形に記念すべきJ1初ゴールをもたらした韓国人MFが、今季初ゴールで、勝ち点7差で追ってくる大宮を突き放す。