“前哨戦”は3冠王者、G大阪の勝ち!?

 国内シーズンの到来を告げる富士ゼロックス・スーパー杯G大阪-浦和戦(2月28日、日産ス)の開催概要が東京・JFAハウスで発表され、G大阪DF今野泰幸(32)と浦和FW興梠慎三(28)がユニホーム姿で会見に出席した。昨季のJリーグでも優勝争いを繰り広げたライバルの再戦。同席したJリーグの村井チェアマンは「控室でも丁々発止の激しい競り合いがあった」と明かした。

 昨年11月のリーグ第32節ではG大阪が優勝に王手をかけていた浦和を2-0で下し、逆転Vへ勢いを得た。当時の心理状態について聞かれた今野は「浦和がJリーグの最後の方で崩れるというのは耳に入っていたので」とニヤリ。結果的に制覇を逃し、古傷をえぐられた形となった興梠は「コンちゃんが言ったのも、ごもっともだと思います」と返すしかなかった。

 今野はアジア杯で痛めた足の回復も順調なようで「サッカーしたくて仕方ない」。守りの人、今野の意外な先制“口撃”から、早くも戦いの火ぶたが切って落とされた。