<スカパー!ニューイヤー杯・鹿児島ラウンド:磐田2-1清水>◇8日◇鹿児島県立サッカー場

 J2磐田がJ1清水を下し今季初勝利を挙げた。同点の後半43分、磐田の大卒ルーキーMF清水貴文(22)が、中盤からのパスに反応し裏に抜け出すと、相手DF3人をかわし“プロ初ゴール”。チームに勝利を引き寄せた。

 磐田を今季初勝利に導いたのは、後半22分からピッチに立ったルーキー清水の一撃だった。MF田中裕人(24)からの縦パスに反応しネットを揺らした。

 清水

 残り時間も少なく、自分もシュートを1本も打っていなかった。自分の力を出し切らないと機会を与えてくれた監督にも失礼。強引にでも打とうと打ちました。思い出に残るゴールになりました。

 50メートル走は5秒9。味方がボールを持った瞬間、常に裏に抜ける動きを意識している。「ボールが来なくても、自分が動くことで他の選手がスペースを使える。無駄な動きを繰り返すことも大切」。スピードを生かした献身的プレーに加え、今回のキャンプで臨時コーチを務めた元日本代表FW中山雅史氏(47)の教えも結果につながった。中山氏からボールの置きどころ、動きだしを教わり「ボールの位置は特に意識した。そのトレーニングが生きたと思う」と「中山塾効果」を口にする。

 シュート数は相手の倍の12本で、守備面でのコミュニケーション、縦パスの意識も顕著に表れた。名波浩監督(42)は「たかだか1試合。これを継続していかないと」と勝ってかぶとの緒を締めた。【岩田千代巳】