不動のエースが、Jリーグ再開に向けて復調をアピールした。磐田は7日、名古屋のサテライトと練習試合を行い、4-1で快勝した。主力組で臨んだ前半にスタメン出場したFW前田遼一(29)は、左足で先制点を決めて勝利に貢献した。

 ワンチャンスを見逃さなかった。前半終了間際まで、ボールを保持する時間がなく、見せ場を作れなかった。だが、同44分、左MF山田大記(22)のスルーパスに抜け出し、左足のダイレクトシュートでゴールの左隅に突き刺して先制。相手GKが反応できないタイミングでゴールを奪ったエースに対して、柳下正明監督(51)は「あのシュートはすごかったね」と絶賛。それでも本人は「山田からいいボールがきたので。(調子は)上がってきているけれど、まだ自分の思ったプレーはできていない」と満足はしなかった。

 昨年10月のアジア杯以降、疲労の蓄積もあり開幕後も不調が続いた。それでも、オフ返上で練習をするなど、黙々と調整を続けてきたことで、調子は上向きだ。「再開に向けて上げていきたい」と前田。まずは、明日9日の慈善試合の「静岡ダービー」で完全復活を証明する。【神谷亮磨】