鹿島MF小笠原満男(32)がセリエAメッシーナから復帰した07年8月以降、負傷、出場停止以外で、初のリーグ戦スタメン落ちが濃厚となった。鹿島は19日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで紅白戦を行い、21日の浦和戦(埼スタ)に備えた。小笠原は別メニュー。「監督、スタッフと話して、与えられたメニューをこなした。監督の指示に従うだけ」と話した。小笠原は大震災後、練習と並行して支援活動を行ってきた。「サッカーで勝つことで、被災地に元気を与えることになる」。口には出さないが、移動による疲労もあり、コンディション不良は明らか。メッシーナ移籍前にさかのぼると、負傷、出場停止以外のスタメン落ちは約5年9カ月ぶり。セリエAレッチェへの移籍問題で、欠場を申し入れた05年8月20日の広島戦以来。