<J1:大宮2-2仙台>◇第20節◇7日◇NACK
リベンジ弾だ!
鼻骨を陥没骨折している仙台DF菅井直樹(26)が後半32分、右CKからのこぼれ球を倒れ込みながら左足で押し込み同点にした。先月23日、ホーム大宮戦で鼻骨を骨折していた。FW赤嶺真吾(27)も後半10分に1点目。実にチーム6戦ぶりの得点で勢いを取り戻した。
4日に心筋梗塞のため急逝した元日本代表DFの松田直樹さん(享年34)追悼のため、黙とうと左腕に喪章を着けて始まった一戦。大宮に先制された。前半14分、右サイドを崩され、FWラファエルに右足で決められた。勢いは止められない。同25分、MFイがDFラインの裏へ抜け出すと、仙台DF朴はついていけない。フリーで右足シュートを打たれたが、なんとか左ポストに救われた。
前半33分、仙台が得意とするワンタッチパスでMF梁と関口がゴール前へ運ぶ。最後にパスを受けたFW赤嶺だったが、無理な体勢から遮二無二シュート。工夫がほしい場面だった。
仙台は決定機を決めきれず、同40分、DF鎌田のミスパスからカウンターを受ける。大宮FWラファエルへのパスにGK林が前へ出るのを迷い、簡単にFWピンパォンにパスを出され、そのまま2失点目を喫した。
得点力不足を解消するため、ピッチ外でも選手は研究を続けた。シーズン序盤3得点を挙げ、チームをけん引したFW太田は、Jリーグの試合をビデオに撮り、家に帰って研究。「あのスペースを突けそうだな」と自らのスピードを生かすデータを集めてきた。前半45分、赤嶺のポストプレーから太田がGKと1対1となり右足シュートを放ったが左ポストに嫌われ、0-2で前半を折り返した。
後半10分、梁の左クロスに赤嶺が合わせ1点を返す。リーグ戦では6戦ぶりの得点となった。同17分には鎌田のスルーパスに抜け出したMF高橋が左足でシュート。惜しくもGKに阻まれた。
その勢いは菅井に乗り移った。後半32分、MF松下の右CKからゴール前の混戦に。鼻骨を陥没骨折しているのにもかかわらず、菅井が倒れ込みながら左足で押し込んだ。そのまま試合は終了。サポーターへ熱い思いが伝わる引き分けとなった。【三須一紀】



