<J1:清水3-0大宮>◇第21節◇13日◇アウスタ
東名は渋滞でイライラ、スタジアムは湿度80%以上でジメジメ。そんな夜なのに清水は強かった。0-4、0-4、0-4の悪夢を忘れちゃいそうな勝ちっぷりだ。後半3分、MF枝村匠馬(24)が4試合ぶりの得点をもたらした。後半9分、MF小野伸二(31)が続く。仕上げは後半33分、FW高原直泰(32)の弾丸ゴールだ。さあ、アウスタ盆踊り「勝ちロコ」を踊ろうぜ!
この夜の清水は愉快指数100%だ!!
枝村が重い扉をこじ開けた。後半3分、DF太田の左クロスに飛び込みボレーシュートを放つ。完璧なタイミングで飛び込んだがシュートはクロスバーに阻まれる。そのこぼれ球を小野がボレーでシュート性のクロスに枝村が反応。7月16日の新潟戦(2-1)以来となる318分ぶりとなるゴールを豪快にネットにぶち込んだ。
待望の先制点を奪うと、主将が有言実行の追加点で続いた。同9分。DF太田のグラウンダーのクロスを小野が左足で合わせた。「先制点を取れれば自分たちのリズムになる」と話していた小野が、丁寧に左足のインサイドに合わせるような小野らしいゴールで、チームに自信と勇気をよみがえらせた。夜空に両手を突き上げる主将は、気持ち良さそうにイレブンからの祝福を受けた。
3試合連続無得点の屈辱は2点だけじゃぬぐえない。同33分、DFボスナーのロングボールからチャンスをつくると、高原が左足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。今季7号で完全に勝負を決めた。
守備陣もホームの大歓声を味方につけ90分間踏ん張りきった。15戦ぶり先発のGK山本海が体を張ったセーブを披露。5戦ぶり先発のDF岩下も最後尾で戦う姿勢を前面に押し出したプレーで5戦ぶりの完封に貢献した。
攻守の歯車がガッチリかみ合い3得点完封勝利。アウスタ通算150勝のメモリアル勝利を合図に清水の「夏戦」がようやく始まった。【為田聡史】



