<J1:名古屋4-1甲府>◇第24節◇28日◇豊田ス

 名古屋が4発、大勝だ。甲府とは前回5月15日のアウェー戦で1-3と惨敗。再戦で借りを返した。1点を追う同32分にFW玉田圭司(31)が左足で同点ボレー。ストイコビッチ監督が「ワールドクラスのシュートだ」とうなった1発で勢いを取り戻すと、2分後には得点王争いで玉田の猛追を受ける首位のFWケネディが今季14点目の勝ち越し弾。相手に退場者が出たこともあり、さらに2点を追加して圧倒した。

 ハーフタイムには指揮官が「これが終われば“5日間”休みだ。頑張れ」とハッパ。当初発表のスケジュールではオフは4日間。選手は1日延長に色めき立ったが、結局は指揮官の勘違い。ぬか喜びとなったが、勝利の味は変わらない。首位G大阪とは勝ち点差1。MF小川は「ガンバとスタイルは違うけど、手応えはある」。残り10試合。ピタリ追走し、連覇に向かう。