<J1:福岡2-2清水>◇第31節◇3日◇レベスタ

 清水はアウェー福岡戦で、2点リードしながらも追い付かれ、痛いドローとなった。

 2点リードした直後の後半21分、流れを変える失点を喫した。相手の左クロスから頭で合わされ、競り合ったDF太田に当たりながらゴールへ吸い込まれた。勝利のムードが漂い始めていただけに痛い失点。勢いを増した福岡に、その2分後に追加点を奪われ同点のまま90分を終えた。アフシン・ゴトビ監督(47)は「変な失点で相手を生き返らせてしまった」と、1失点目を悔やんだ。

 DF岩下から始まった点の取り合いは、わずか7分間に両軍の4ゴールが凝縮されていた。MFユングベリが獲得したPKを、岩下が自ら名乗り出て先制点。さらにその3分後には、DFボスナーが、直接FKから25メートル弾丸シュートを決めて突き放した。DF陣2人の活躍から一転、劣勢を強いられ2失点。日本代表GK山本海は「2点取ってちょっと引いた。引いたところに相手がガンガンきた」と、リードしたときの余裕が明暗を分けてしまった。

 相手はJ2降格が決まった最下位チームなだけに、捨て身で攻撃を仕掛けられた。MF小野の負傷欠場も結果的に響いた。「相手は失うものがなく、リスクを背負って攻めてきた。どっかで勝てるだろうというのがあった」と岩下。わずかな時間で勝利を取りこぼし、勝ち点2を逃したゲームだった。【栗田成芳】