名古屋は14日、DF田中マルクス闘莉王(30)が右膝の検査と治療のため今日15日に故郷ブラジルに戻ると発表した。来季のチーム始動に合わせて再来日するという。この日、ブラジル国内では闘莉王が前鹿島監督のオリベイラ氏が監督に就任した同国のボタフォゴ入り間近だと報じられ、父パウロさんの喜びのコメントまで伝えた。

 ただ名古屋とは13年1月までの契約を結んでおり、移籍には高額な移籍金が必要。名古屋の久米一正ゼネラルマネジャー(56)は一方的な同国の報道を笑い飛ばし「絶対に必要な選手。移籍はさせない」と明言。流出を阻止するため、移籍金を天文学的数字に設定することも辞さない構えも示した。