する派しない派、救世主はどっち!?

 仙台MF太田吉彰(28)と関口訓充(26)の絶好調コンビが、今日28日のアウェー新潟戦でエースFW赤嶺不在の穴を埋める。両サイドでともにキレキレの2人だが、実は“相いれない”点が1つある。験担ぎだ。

 3戦連発中の関口はしない方。「オレはあんまりしないけど、ヨシくん(太田)がメッチャ気にするんすよ。試合前とかスパイクを見て『それ、前(点取った試合)のと同じか?』ってすぐ聞いてくる。みんな『また、ヨシのいつものか』って言ってますよ」と笑う。する方の絶好調男・太田は「験担ぎじゃないよ(笑い)。スパイクだったら同じのを履いて、流れを変えないようにしてるだけ」と関口の暴露に反論。はたから見れば立派に縁起を担いでいるが、ここまでチームトップタイの4得点を挙げているだけに意外と効果は侮れないかもしれない。

 赤嶺がケガで離脱中。攻守に献身的なウイルソンも左太ももに不安を抱え、27日の練習は別メニューだった。これまでの2列目からFWに上がる見込み太田は「そういう中でも点を取れないと、優勝できるチームにならない。FWで出る以上、結果にこだわりたい」と語気を強めた。4戦連発がかかる関口は「点は取れる時に取りたいけど、勝たなければ意味がない。全員でカバーして、それで勝ってこそ本当のチーム」と自然体。「かつ」ぐ太田も「かつ」がない関口も、「勝つ」ことへの思いは一緒だ。【亀山泰宏】