神戸の次期監督最有力候補で元G大阪監督の西野朗氏(57)について、高橋悠太チーム統括本部長は3日、5月中の就任を目指していることを明かした。攻撃的サッカーが代名詞の西野氏に対して、同本部長は「監督が代わることで(堅守速攻の)神戸のサッカーがガラッと変わるとは思っていない」と当面は現実路線での再建を要望。西野氏からは柏、G大阪時代からの右腕であるブローロ・フィジカルコーチの入閣などを条件として示されたという。

 12日の名古屋戦までは安達ヘッドが指揮を執る可能性が高いが、交渉が順調に進めば、最速で16日のナビスコ杯清水戦から西野氏が監督を務める可能性がある。西野氏と交渉が決裂した場合、安達ヘッドの内部昇格の可能性もある。この日は三木谷会長も観戦。叶屋社長は、次期監督について三木谷会長が「基本的にはその線でいこう」と話したことを明かした。