<ナビスコ杯:鹿島2-1清水>◇1次リーグ◇27日◇カシマ

 Bグループですでに進出を決めていた清水は鹿島に逆転負けしたが、2年目FW柴原誠(20)が先制ゴールをアシストしてデビュー戦を飾った。名古屋との決勝T1回戦は7月25日、8月8日にホームアンドアウェー制で行われる。

 2年目で迎えた待望のプロデビュー戦。指揮官から「100万回ミスしてもいいから思い切りやってこい!!」とピッチに送り出された柴原が、昨年王者・鹿島を相手に結果を出した。前半14分、右サイドを駆け上がると、ゴール前で待ち構えるFW伊藤にドンピシャのクロスを供給。先制点を呼び込んだ。伊藤を中心に喜びを爆発させるオレンジの輪に加わり、初アシストをかみしめた。

 左SBで初めてプロのピッチに立ったDF橘も負けてはいない。左サイドを果敢にオーバーラップ。鋭いクロスで好機を演出した。鼠径(そけい)部痛で開幕から出遅れたMF八反田康平(22)も完全復活へ確かな1歩となるプロデビュー戦で、ピッチを必死に駆け回った。

 記念すべき試合を、勝利で終わるために守備陣も奮闘。GK山本を中心に鹿島の猛攻に耐えた。しかし、八反田、柴原がベンチに下がって迎えた後半30分にCKから、終了間際にはPKを決められ敗れた。過去、98年に清水だけが記録している1次(予選)リーグ全勝突破は逃したが、順位は1位を保った。この若手の頑張りも、2年ぶりの4強進出を懸けて迎える名古屋戦に向けて勢いをつけたはずだ。【前田和哉】