磐田GK八田直樹(26)が28日、チーム練習に復帰した。左手小指を脱臼した23日の名古屋戦から5日が経過しただけだが、森下GKコーチが放ったシュートをキャッチングできるまでに回復。負傷した際に皮膚が裂け、縫った部分に痛みはあるが、この日のメニューは消化し「こんなことで心が折れたらダメだと思う。自分的にはできる。常に出る準備はしておきたい」と、明日30日の東京戦先発出場に意欲を示した。

 チームは27日のナビスコ杯仙台戦で大敗し、公式戦3連敗。相次ぐ主力の故障も重なり、危機的状況に陥っている。東京戦の翌週には現在リーグ2位の広島戦が控えており、正念場だ。八田は今日29日の最終調整に参加する予定で「最後に決めるのは監督なので…。長いシーズンでいい時だけではない。こういうことがあって強くなると思う。今はチームにプラスになるように頑張りたい」と力強かった。【神谷亮磨】