<天皇杯:磐田7-0FC鈴鹿ランポーレ>◇9日◇2回戦◇ヤマハ
磐田が7ゴールを奪う大勝で白星発進した。格下のFC鈴鹿ランポーレ(東海1部)に快勝。前半40分、今夏J2東京Vから加入したMF小林祐希(20)のミドル弾でリードを2-0に広げると、後半序盤にFW押谷祐樹(22)が追加点。韓国人FWハン・サンウン(26)が加入後初ゴールを決めるなど、控え選手らが結果を残した。3回戦は10月10日午後7時からヤマハで前回大会準優勝のJ2京都と対戦する。
小林祐の豪快な1発で口火を切った。オウンゴールによる1点リードで迎えた前半40分、左サイドでボールを受けた小林祐は約30メートルの位置からミドルを突き刺し追加点。後半に入ると、ここまでリーグ戦出場が4試合にとどまっている押谷が3点目を奪う。MF山崎も立て続け2ゴールを挙げた。ハンは自ら獲得したPKを決め、ベテランFW阿部も終了間際に得点。1日のリーグ広島戦でベンチを温めた選手たちが久々のピッチで躍動した。
小林祐は「少しはアピールできた。これで普段出ている選手も危機感を持つと思う」。リーグトップの得点数を誇る今の磐田では名門東京Vで主将を任されたレフティーも控えに回っている。ロンドン五輪日本代表のバックアップメンバーに選ばれた山崎ですら先発に入れないほど攻撃陣の層は厚い。スタメンを勝ち取るためには少ない出番でアピールするしかない。押谷は「チームとしてリーグ戦での優勝を目指している。もっと試合に絡めるように結果を出し続けたい」と力強く話した。
この日、控え選手が結果を残したことで15日に再開するリーグ神戸戦に向けて主力組との激しいポジション争いが始まる。日本代表に選ばれている前田と駒野も帰ってくる。小林祐は「チームが1つにまとまるきっかけになったと思う。自分もどんどん食い込んでいきたい」と定位置奪取をもくろむ。4位と好位置につけるリーグ戦に向けて、弾みとなる1勝だった。【神谷亮磨】



