札幌は10日、札幌・宮の沢でチーム練習を再開し、右足首捻挫で別メニュー調整だった3年目FW三上陽輔(20)が24日ぶりに完全合流した。今季は足首の負傷が連続して、リーグ出場はわずか2試合17分。残り3戦で7カ月ぶりの出場、Jリーグ3年連続ゴールを目指す。

 J1の経験を来季に生かす。札幌新川高3年生だった10年シーズンに10戦3発とブレークしたが、3年目の今季は先発出場すらない。4月14日名古屋戦が7分、同21日の川崎F戦が10分。ともにMFでの途中出場だった。「FWとしてJ1のDFとバシバシ対決したい」。残り3試合でメンバーに絡み、若手主体に切り替わる来季構想の軸に食い込む。

 今季は右足首を2度、左足首を1度と、足首のケガに悩まされた。10月17日の負傷後は、足首まわりを、ゴムチューブを使い補強。「村田コーチの厳しい練習を続けて強化できた。練習からアピールして先発を目指す」と前を向いた。