<ACL:広島0-1浦項>◇1次リーグG組◇2日◇Eスタ
広島は、泥沼の開幕3連敗を喫した。ホームで浦項(韓国)と対戦して敗北。前半13分にMF青山敏弘(27)が左膝を痛めて負傷交代。直後の同17分に先制点を許して、完封負けした。1次リーグ折り返しの3試合を終えて、勝ち点0の最下位は変わらず。Jリーグ王者は07年浦和以来6年連続で1次リーグを突破したが、広島は非常に厳しくなった。
開幕3連敗の笛がなると、FW佐藤寿人(31)は両手をひざについてうなだれた。ホームで0-1の完封負け。「勝ち点1はとらないと。3試合が終わって勝ち点0は何かが足りない。去年はJリーグで優勝したが、アジアの中でそれを誇示できるほど力があるかといえば、それは3試合を見ても明らか」と完敗を認めた。
あっさりと失点した。前半13分にMF青山が左ひざを痛めて負傷交代。その4分後に右サイドを崩されて、中央への折り返しをFWペ・チュンソクにダイレクトで合わされた。森保一監督(44)は「前半に失点したことが痛かった」。後半は攻勢をかけたが、ゴールを固めた相手を崩しきれない。観戦した大東チェアマンは「リーグ王者に頑張ってほしいけど、寂しい試合。厳しいね」と力なく首を振った。
リーグ戦と並行してACLを勝ち抜けるほど、選手層は厚くなかった。3月30日に4-0で大勝した清水戦から先発4人を入れ替え。MF森崎兄弟はベンチ外だった。佐藤は「若い選手が多いことは言い訳にできない。ウチは出来上がった選手をお金でとってくることはできないし、若手が育っていくことが大事」という。森保監督も「リーグ突破は非常に厳しいが、選手起用に何の後悔もない。3試合も負けるためにやっていない」。ただ選手を入れ替えて勝てるほど、アジアの戦いは甘くなかった。
ACLに初挑戦した10年も1次リーグで開幕3連敗を喫した。その後は3連勝したが、決勝トーナメントに進出できなかった。佐藤は「残り3試合で勝ち点を9にして、あとは待つしかない」とネバーギブアップ宣言。Jリーグ王者チームは07年浦和から6年連続で1次リーグを突破している。広島にとって、不名誉な記録ストップのピンチを迎えている。【益田一弘】



