<ナビスコ杯:川崎F0-0清水>◇1次リーグ◇10日◇等々力
清水は、前半から果敢に川崎Fゴールに迫ったが、ゴール前での精彩を欠き無得点に終わった。これで初戦の甲府戦からは2分け1敗となり、予選リーグ突破は苦しくなった
「この1勝から良くなっていける」。アフシン・ゴトビ監督(49)がこう口にしたリーグ鳥栖戦の今季初勝利が、清水イレブンに変化をもたらした。攻撃の形をなかなか作れなかった、これまでの戦いからは一変。この日は、序盤から川崎Fゴールに迫った。
前半3分、ゴール前のこぼれ球を今季公式戦初出場のMF竹内涼(22)が強烈ミドル。同30分にも竹内のシュート性のボールにDF平岡康裕(26)が頭で合わせ、ゴールにあと1歩と迫った。直後の同31分には、三たび竹内が好機を演出。中盤から絶妙なスルーパスをFW瀬沼優司(22)に送り、決定機を作った。
ゴトビ監督が「試合はコントロールできている。あとは決めるだけだ!」と、選手をピッチに送り出した後半も貪欲に勝ち点3を狙った。同12分、鳥栖戦でJ復帰初得点を決めて勢いに乗るFWバレー(31)、同20分にはMF高木純平(30)に代えてFW高木俊幸(21)を投入した。
しかし、肝心のゴールを奪えずにいると、流れは徐々に川崎Fに。GK櫛引政敏(20)が好セーブを連発して何とか引き分けに持ち込んだが、つかみかけていたはずの大事な勝ち点2を逃した。
これで、初戦の甲府戦から2分け1敗。3試合を残し、予選リーグ通過ラインとなる2位横浜との勝ち点差は4に。突破は苦しい状況となった。復調の兆しを見せた内容とは対照的に、結果は厳しいものとなった。【前田和哉】



