<J1:甲府2-1磐田>◇第9節◇3日◇中銀スタ
磐田は、アウェーながら今季J1に昇格したばかりの甲府に敗れた。失点はすべてPK。1対1で負けて抜かれ、ペナルティーエリア内でファウルせざるを得なかった。森下仁志監督(40)は「サッカーの本質的な部分で負けた。球際部分を含め、90分通して戦ったのは甲府」と完敗を認めた。
甲府の城福浩監督(52)は「磐田はサイド攻撃があり、ポストプレーヤーもいて武器が多い。チャンスの数はリーグ上位のチームより上」。徹底した分析で、磐田の長所を消した守備を組んだ。セカンドボール争いに負け、DF駒野友一(31)も楽にクロスを上げられない。守りでも、左サイドの山本脩斗(27)が再三、狙われて裏を突かれた末、前半33分にファウルでPKを与え失点した。
終盤は攻撃的選手を3人投入し、後半37分に1点を返したが、足がつるほど走って守った相手の執念が上回った。DF伊野波雅彦(27)は「個人的な所でやられて負けてるからああなる」と厳しい表情を見せた。山田大記主将(24)は「球際、運動量で相手が上回っていた」。10本のCKなどでゴール前までの形は作れても、最後が決まらない。山田は「ゴール前でもう1つ、落ち着きがあったらいけると思うんですけど…。こぼれ球が入っても慌てて無理やり打ちにいったりゴール前の余裕はないと点が取れない」と振り返った。
これで1勝2分け6敗。早くも、崖っぷちに追い込まれた。ボランチ山本康裕(23)は「自分たちで悪いゲームにしてしまっている。自分たちで変えていかないと。何が何でも勝たなければいけない姿勢をもっともっと見せないと」。再び闘志に火を付け、巻き返すしかない。【岩田千代巳】



