磐田は22日、ヤマハスタジアムで湘南と練習試合(90分×2本)を行い、主力組中心の第1試合は0-1で敗れた。決定機で決めきれず、逆に相手にワンチャンスを決められて敗れる形は中断前のリーグ戦と同じ姿。ゴール前を固められた際の打開を含め、攻撃面で課題が残った。

 前半からボールを支配したのは磐田だった。MF山田大記(24)松浦拓弥(24)が果敢に前を向き個人技で相手守備を切り裂く。FW金園英学(24)も裏を抜け、相手GKと1対1になる決定機を作るも枠のわずかに外だった。再三の決定機を決められずに迎えた後半4分、MF小林裕紀(24)がボールを失った瞬間にカウンターから失点。関塚隆監督(52)は「見ての通り。仕留められる時に仕留めないと、こうなる。90分で結果を残さないといけない」と厳しかった。

 リードを許せばゴール前を固められる。有効な縦パスが封じられ、後ろでボールを回す場面が目立った。山田は「最初のチャンスで決めきれなかった攻撃陣の責任。守備陣は1失点に抑えている。攻撃は常に2点取らないと」と反省した。

 ボランチが前を向いて攻撃のスイッチを入れる姿も影を潜めた。トップ下の山田、小林裕が低い位置に下がってボールを受ければ、前の人数が減って攻撃の厚みが出せない。山田は「パスだけでなく、ボランチが前を向いて相手の最終ラインを引きつけるファジーなポジションを取るのも攻撃のメッセージになる」と中盤との連係の課題も掲げた。リーグ再開まであと2週間。ひたすら練習を重ねるしかない。【岩田千代巳】