<J2:山形0-1北九州>◇第35節◇29日◇NDスタ
山形は北九州に敗れ、10試合ぶりの黒星を喫した。相手守備を崩せず迎えた後半32分、攻守のバランスを取っていたMF堀之内聖(33)がピッチを退いてから押し込まれ、41分に元山形の北九州FW大島に決勝点を献上。プレーオフ圏内との勝ち点差を詰められず、11位に後退した。
7月27日からの無敗を支えていた背番号5がピッチを去ると、一瞬で流れが変わった。0-0の後半32分、敵陣でのFK直前だった。今季セットプレーから3得点している堀之内に交代が命じられる。古傷の右膝にテーピングを施して出場していたが「予防の意味で巻いていたので、試合中も悪い状態ではなかった」。1点を奪いたい状況とはいえ、堀之内がケアしていたパスの供給源が自由になったことで相手のカウンターを浴びる回数が増え、終了間際の失点につながった。
欲しかったゴールも遠くなった。後半立ち上がりから、ダブルボランチを組んだMF秋葉が攻撃参加して決定機を演出。北九州の守備的な戦術に「2人で守る必要がなかったので意図的に(秋葉が)前に行った」と2人の好判断で崩しかけていた。16分に途中出場したMFフランクとのコンビに変わっても役割は明確だったが、堀之内が退いた32分以降は中盤からの縦への飛び出しが影を潜めた。
勝ち点5差で追う6位千葉が敗れていただけに、この黒星は痛すぎる。保たれていたバランスを失うと、勝ち点も失う怖さを思い知らされた。【鹿野雄太】



