ランコ・ポポビッチ監督(46)の今季限りの退任を発表した東京が、次期監督候補に「長友の恩師」を挙げていることが23日、分かった。10年に長友が移籍したセリエAチェゼーナで、指揮を執っていたマッシモ・フィッカデンティ氏(46)が候補者の1人として浮上。複数の関係者によると、直接会って意見交換をする可能性があるという。もし実現すれば、Jリーグで初めてのイタリア人監督となる。

 同氏はイタリアではタイトルこそないが、少ない戦力でチームを作り上げてきた経験はある。親日家で、Jリーグを観戦したこともあるという。また、かつて大分で監督を務めたペリクレス・シャムスカ氏(48)の名前も挙がるなど、現在複数の監督候補が浮上しており、絞り込んでいく。今季は現時点で7位に甘んじているが、総得点は54でリーグ3位。その攻撃的スタイルを継承できる人材に、託す方針だ。