<J2:磐田1-0長崎>◇第11節◇3日◇ヤマハ

 磐田は3位の長崎を下し、3戦連続完封勝ちで2位を守った。リーグでの3試合連続完封勝ちは、03年4月以来11年ぶり。シュート数は相手の10本に対し5本で、終始、相手に押されたが、後半13分、今季初先発のMFペク・ソンドン(22)のクロスをFW前田遼一(32)が頭で合わせ、決勝点をもぎ取った。厳しい試合を勝ちきり、今季初の3連勝を飾った磐田は、次節の愛媛戦で4連勝を目指す。

 前田の2戦連発弾が、チームの11年ぶりの3戦連続完封勝利を呼び込む貴重な1点になった。後半13分、ペクのクロスに前田が絶妙な動きだしで相手DFのマークをかわし頭で押し込んだ。ハーフタイムで、ペクと前田はクロスのタイミングを合わせる話し合いをしていた。ペクは「自分は1回ドリブルで仕掛けて瞬間的に上げることを伝えていた。上げた瞬間、難しいと思ったけどうまくいってくれた」。前田は「次も自分で点を取って勝てるように頑張ります」と淡々と話した。

 前半から3バックの相手に苦戦した。速いプレッシャーを受けパスがつながらない。シュート数は前後半とも相手が上回った。終盤は相手GKも上がるパワープレーを浴びた。しかし、守備陣が体を寄せ、競り合いに勝ち踏ん張った。DF伊野波雅彦(28)は「連戦で勝つことが大事だったので良かった。内容はどうあれ、結果0なんで。少しずつでもどういうレベルであれ、結果を残すことが自信につながると思う」と振り返った。

 シャムスカ監督(48)は「非常に難しい試合だった。J1に戻るためには結果」と、劣勢でも勝ち点3を手にしたことを評価。さらに、2戦連発と波に乗るエース前田について「少しずつ運動量も増えている。ブラジル(W杯)に行ってほしい」と前節に続きエールを送った。【岩田千代巳】