<ACL:広州恒大0-1C大阪>◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇13日◇中国・広州

 W杯日本代表メンバーに選出されたC大阪FW柿谷曜一朗(24)が、代表発表後初の公式戦となる広州恒大(中国)戦に途中出場したが、代表選出後の初ゴールはならなかった。試合はC大阪が勝利したが、2試合合計2-5で敗れ、3年ぶり2度目の8強進出を逃した。

 無事W杯行きが決まり、肩の荷が下りたはずの柿谷だったが、ゴールは生まれなかった。今季2度目のベンチスタート。1点リードで迎えた後半34分に出場したが、11分という短時間で本領は発揮できなかった。

 「5-0で勝たないとダメな試合。時間も時間だったし、4点取るのは厳しかったけど、何が起こるか分からないと思っていた」。後半44分にはシュートがポストに当たる場面も。それだけに「ああいうのをしっかり決めないと、次につながらない」と、反省が口をついた。

 試合開始時の気温28度、湿度84%という悪条件。だが、ブラジルでもコートジボワール戦、ギリシャ戦会場では十分に考えられる気候だった。W杯ではこの試合同様、ビハインドの中で途中出場し、ゴールを狙わなければいけない状況も考えられる。

 だが、ポポビッチ監督からは「今日みたいなプレーでは、チームのために貢献することができていない。国と国が戦う代表の場に行ってもあのプレーでは活躍できない」と、ダメ出しを食らった。

 一方、今季初のベンチスタートとなったMF山口は後半16分から出場。蒸し暑さも気にせず、攻守に貢献し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞。「バランスをとって、勝つことと4点差をはね返すことを考えていた」と汗をぬぐった。

 これで、C大阪の代表組2人にとって、17日浦和戦がW杯中断期間前最後の試合となる。ACLは16強で敗退が決まったが、リーグ戦は納得のプレーで締めくくり、国内での代表合宿に臨みたい。【福岡吉央】