清水は22日、御殿場・時之栖でキャンプを開始した。午後3時から約600人のサポーターに見守られながら、練習をスタート。アフシン・ゴトビ監督(50)が「選手はサポーターから刺激を受け、よくやっていた。パフォーマンスにも満足している」と話すように、イレブンは基本から「守→攻」の切り替えを意識した実戦練習まで、約1時間半、精力的に汗を流した。

 中断前のリーグ戦では、第10節鹿島戦から5戦勝ちなし。その後、行われたナビスコ杯でも3連敗。内容も、失点7に加えて得点がわずか1点と、攻守で課題を残したまま2年連続で1次リーグ敗退となった。

 6日間行われる同キャンプでは、今後JFLのホンダや慶大との練習試合も予定されている。FW大前元紀(24)は「後半戦に向けて切り替えないといけない。もう1度、チーム全員で意思統一をしていきたい」と、目的を口にした。世界遺産の富士山を望むピッチで、チームをもう1度立て直す。【前田和哉】