小野デビュー戦先発当確!

 J2札幌のMF小野伸二(34)が13日、札幌宮の沢で行われた札幌蹴球団との練習試合に左MFで先発出場し、先制点の起点になるなどアピールした。公式戦の先発を想定した実戦に出場するのは合流後初めてだったが、連係に大きな問題はなく、20日の大分戦(札幌ドーム)は先発での出場が確実になった。

 理想的な形で予行演習を終えた。左MFで先発した小野は前半9分、ゴール前で荒野のパスを受けると、相手DFをひきつけ右足ヒールで内村へ。そこから再び荒野につながり先制ゴールが生まれた。合流から4度の実戦全てで得点に絡んだ小野は「荒野が出すと分かっていたし、内村の場所も確認していた。意思疎通ができた。ああいう形をつくっていけば得点の可能性は高まる」と手応えを口にした。

 ペナルティーエリア付近では、ワンタッチパスで何度もチャンスメークし、1000人のファンを喜ばせた。前半16分には右CKのキッカーを務めるなど、計61分間出場。上々の仕上がりに財前監督も「ボールに絡んで、攻撃のテンポを上げてくれた。守備でも指示を出してくれるし、DF力が落ちることもない。ゲームに向け想定通り進んでいる」と、合格点を出した。

 あとは16日からの練習で、どこまで連動性に磨きをかけられるか。小野は今後に向け「みんなの特長は分かってきたが、どのタイミングで出すとかは、まだ100%ではない。練習を重ねて、20日はもっといい状態にしたい」と言った。

 試合後は選手、スタッフが集まってのバーベキューに参加し、リフレッシュ。ここまでは順調だが、すべては20日に向けた序章にすぎない。「トップレベルの相手とではないので、できて当たり前。細かいミスがあるし、これを高いレベルの相手にやったら命取りになる」。残り1週間。天才MFはミリ単位まで細部を詰め、チーム4連勝に向け、徹底した“仕込み”を開始する。【永野高輔】