<J1:清水3-0柏>◇第17節◇27日◇アイスタ

 清水はホームで柏を下し、8戦ぶりの白星をつかんだ。前半30分、ショートカウンターからFWノバコビッチ(35)が先制点を決めると、7戦勝ちなしのチームが一変。攻守がかみ合い、主導権を握った。その後も後半4分にオウンゴールで加点。同13分には、CKからDF平岡康裕(28)がJ1通算150試合出場を自ら祝うヘディング弾で試合を決めた。

 安定した守備が流れを呼び込んだ。前節までは前線からの守備がまったく機能せず、2試合で6失点。DF平岡は「割り切って下げたことで、1人1人の距離感が近くなり常にプレッシャーをかけられた。そこが良かったと思う」。この日はしっかりとブロックを固めたことが功を奏した。

 前半戦の折り返しとなった一戦で何とか復調の兆しはつかんだ。ただ、この状態を継続できるかが大事だ。【前田和哉】