<J2:磐田4-2讃岐>◇第24節◇30日◇ヤマハ

 J2磐田は21位の讃岐を下し連敗を2で止めた。前節横浜FC戦で4失点と守備が崩壊し、8月3日には2位松本戦が控える中、両サイドバック、ボランチなど先発5人を入れ替える荒療治。ベテランはベンチスタートで、不動の右サイドバックの駒野友一(33)はベンチ外。システムも4-4-2に変更した。

 前半7分、カウンターから新加入のMFチンガ(23)の初ゴールで先制し、同36分にはCKからMFフェルジナンド(34)が追加点。1点差に迫られた後半44分、90分間通して果敢に裏を狙い続けたMFペク・ソンドン(22)のダメ押し点で試合を決めた。J初先発初ゴールのチンガは「たまたまうまくボールが転がってきた。うまくポジションが取れていたからだと思う。初先発で勝ててゴールを決められていい試合ができた」。勝ち点3は手にしたが、下位チームに不用意な2失点を喫しており、次節の大一番に課題を残した。【岩田千代巳】