<J2:千葉2-1大分>◇第37節◇19日◇フクアリ

 千葉FW森本貴幸(26)が後半45分に決勝弾を決めて、大分に勝利した。前半15分にMF谷沢が先制したが、終了間際の後半44分に追いつかれた。そのリスタート直後、ゴール前に駆け上がったのは森本だった。徹底した守備に遭ってつぶされることが多く、後半はシュート0本に抑えられていた。「絶対にあと1回チャンスが来る」。信じて走り、MF佐藤健からの縦パスを相手DFに挟まれながらトラップ。反転し、左足シュートを放った。相手GKが触ったが、シュートの勢いが勝って左上に決まった。「1発に懸けていた。気持ちを込めて打った」と話した。

 リーグ戦3戦連発で、今季8点目を挙げた。「FWなので、点を取らないといけない責任を感じる。もっと決めたい」。チームは3連勝し、J1昇格プレーオフ出場圏内の5位を死守した。6年ぶりのJ1復帰へ、残り5戦が正念場だ。