<データが語るJリーグ>

 来季から「2ステージ制+ポストシーズン」が始まる。それを今季の成績でシミュレーションしてみると、G大阪が「第2ステージ(S)」優勝を決めた。

 第18節以降の後半戦は12勝2分け2敗の勝ち点38。33の2位鹿島に残り1試合で5差をつけた。第17節までの「第1S」は7勝3分け7敗で8位に低迷するも巻き返しに成功。年間勝ち点1位にも王手をかける。

 第2Sを制したG大阪は、第1S優勝の浦和とともにスーパーステージ(SS)の出場権を獲得。即座に最終決戦のチャンピオンシップ(CS)に出場できる年間勝ち点1位を、G大阪、浦和、鹿島の3クラブで争っている状況だ。このままの順位で終了すると、G大阪はシードされてSSには出場せず、浦和と鹿島の勝者とCSで対戦する。

 各ステージの1位および年間勝ち点1~3位の最大5チームが出場できる方式のポストシーズンだが、第1Sと第2Sの優勝チームは、今季のように年間勝ち点でもトップ3に入ることが多く重複する。結局のところ5チームそろう年はほとんどないということだ。【石川秀和】