仙台の西川社長が、18日の取締役会で本年度のクラブ経営状況について約1億4000万円の赤字見通しを明らかにした。「あくまでも現時点での想定」と前置きした上で「今後さらに(赤字の)幅を縮める努力をする」と話した。

 収入減の最大の要因とされた入場者数は、18節以降の後半戦で1試合平均1万6000人前後まで回復。フロント内の組織変更や人件費削減などを行ったことも説明し「赤字は今季だけで、来季は黒字にすることを大目標に予算編成を進めている」とした。また、来季のチーム編成については「主要選手の一部が出て行く状況になりそうだが、それを前提に新たな選手の獲得に動いている。年末までにめどを立てたい」と話した。