今夏にアウクスブルクが獲得したFW宇佐美貴史(24)について地元紙が「彼の獲得は謎だ」と痛烈批判した。

 宇佐美は今季、公式戦13試合のうち出場は1試合。わずか8分間しかプレーしていない。アウグスブルガーアルゲマイネ紙は宇佐美を「日本ではスター選手」としたが、「アウクスブルクではベンチ要員」と酷評。シェスター監督は、宇佐美よりほかの選手のほうがいいと話しているという。

 ボールの巧みな扱いが武器の宇佐美は、シュスター監督が就任する前に獲得が決まっていただろうと報じた。また「フィジカルを重視する同監督の哲学に、軽量な(線の細い)選手が合わないのは目に見えている」と、宇佐美が出場できない理由を説明した。

 さらに「チーム内の攻撃的な選手がほとんど欠場した今でさえ、出場機会を与えられていない。アウクスブルクでの将来があるかは疑問だ」と、宇佐美が今後も試合に出場する可能性が低いことを示唆した。