クラブW杯に出場する南米代表ナシオナル・メデジン(コロンビア)が10日、関西空港に来日した。

 空港で取材に応じたルエダ監督(59)は「リーグ戦の最後の2試合はいい試合ができた。その勢いで、ここ(クラブW杯)でもいい戦いをしたい」と意気込みを語った。

 ナシオナル・メデジンと南米杯決勝で対戦予定だったブラジル1部のシャペコエンセは、11月下旬にコロンビア中部で起きた航空機墜落事故で、多くの選手や関係者が犠牲になった。この衝撃的な出来事について「コロンビア全体が痛みを感じた出来事。悲しみも衝撃も力に変えて、彼らにささげるような戦いができればとの思いがある。そういうパフォーマンスを見せたい」とルエダ監督。シャペコエンセへの思いも背負ってクラブW杯初優勝を目指す。

 ナシオナル・メデジンは、鹿島とアフリカ代表マメロディ・サンダウンズの勝者と14日、吹田サッカースタジアムで行われる準決勝で対決する。