セリエAは全日程を終え、ACミランを退団する日本代表FW本田圭佑(30)が敵地のカリャリ戦で初めてキャプテンマークを巻いて先発した。消化試合でモンテラ監督の粋な計らいも1-2で敗れた。本田は自身のSNSで「本当にありがとう」と別れの言葉を述べた。

 伝統のチーム、ミランの背番号10番を背負った本田には、現地メディアの厳しい評価も目立った。

 ▼14年2月2日付(トリノ戦の低調プレーに)

 「本田は火星人のよう。チームメートは金星からやって来て、彼だけは火星から。もしくはその逆。他の選手と分かり合えていなかった」ガゼッタ・デロ・スポルト

 「目立ったのは髪の毛の色だけ」トゥット・スポルト

 ▼同年3月29日付(キエボ戦活躍も)

 「ゴール前でのシュートミスは『カリメロ』」トゥット・スポルト(イタリア生まれで、日本でもテレビ放送された白い殻をかぶった黒いひよこの漫画キャラクターが突如出現。真意は不明も未熟なひよこと皮肉?)

 ▼同年4月26日付(ローマ戦でけがから3試合ぶり復帰も振るわず)

 「カミカゼが3輪車に乗って堅固な戦艦に向かっていくようなもの。日いづる国は何と早く没してしまうのか」ガゼッタ・デロ・スポルト

 「ぶらぶらする東洋の置物にすぎない」ラ・レプブリカ

 ▼同年7月28日付(国際親善試合マンチェスターC戦で無得点)

 「喉が渇いた状態で砂漠を目標なしにさまようようだった」ガゼッタ・デロ・スポルト

 ▼16年5月8日付(ボローニャ戦で途中交代)

 「魔法のつえを持たないトップ下。ゲームを組み立てるためのレンガを探しに来た逃亡者のよう」トゥット・スポルト