<ブンデスリーガ:ボルフスブルク1-0ブレーメン>◇16日◇ブレーメン

 ボルフスブルク長谷部誠(24)が、今度はブレーメンを食った。前節2位の強敵相手に右MFで先発出場し、激しい上下動で攻守に貢献。前半の45分間だけで途中交代したが、チームはアウェーで1-0の価値ある勝利を奪った。長谷部は「監督から少し疲れていると言われた。なかなかボールに触れられず、運動量を多くしたら疲れてしまった」と交代理由を明かした。

 1月の冬期中断期間に移籍し、レギュラーに定着した。長谷部の加入と同時にチームは上昇機運に乗った。欧州CL8強のシャルケを破り、ドイツ杯ではハンブルガーSVも撃破。公式戦8試合出場で6勝1分け1敗。リーグ7位に浮上し、来季のUEFA杯(5位内)出場も望める状況だ。19日のドイツ杯準決勝バイエルン戦を前に「楽しみな相手。今日の分もぶつけたい」。ハングリー長谷部が次なる大物食いに挑む。(西村友通信員)