2年ぶりの王座奪還を目指すバルセロナが、心身とも最悪の状況で1日(日本時間2日未明)の欧州CL準々決勝第1戦シャルケ戦を迎える。FWロナウジーニョ、メッシ、MFデコら主力が負傷欠場する上、FWエトーは移籍騒動の渦中で、チームは空中分解寸前だ。直前のリーグ戦(3月29日)では、ベティスに2-0から後半3失点で逆転負けした。「説明が難しい。後半になぜあんな流れになったのか」。そう言葉を失ったライカールト監督自身も、Bチームのグアルディオラ監督が後任候補に浮上しており、心中は穏やかではない。

 英ブックメーカー各社は、こぞってバルセロナの勝利を予想する。チームは31日に緊急ミーティングを開いたが、その慌てぶりがかえって危機的状況を露呈している。DFプジョルは「頭を切り替えなくては。次の試合は本当に重要なんだ」と、悲壮感をあらわにした。(山本孔一通信員)