陸上男子200メートルの日本記録保持者で、今月限りでミズノを退社する末続慎吾(34)が29日、東京都内で報道陣の取材に応じた。

 今後は東京と出身地の熊本を拠点として競技を続ける考えを示した上で「日本選手権の(参加)標準記録を切る」と6月の同選手権の出場権獲得に意欲を燃やした。

 2008年北京五輪男子400メートルリレー銅メダルの末続は「個人事業主として陸上競技をやりたい気持ちがあった」と退社理由を説明。まずは4月18、19日の熊本県選手権を目標とするといい「試合に出るステージを上げたい」と語った。

 28日には19歳の桐生祥秀(東洋大)が追い風参考記録ながら100メートルで9秒87をマーク。「普通に速い」と感心しつつも「今は自分がどう走るかの方が重要」と話した。