男子100メートル決勝が行われ、桐生祥秀(19=東洋大)は10秒40で2位だった。ケンブリッジ飛鳥(21=日大)が10秒37で優勝、塚原直貴(富士通)が桐生と同着の2位となった。向かい風0・2メートルだった。桐生は予選は10秒36で通過していた。

 桐生は今年3月、米テキサス州オースティンで「テキサス・リレー」に出場し、追い風参考記録ながら9秒87を記録。今大会で日本人初の9秒台が期待されていたが、快挙は持ち越しとなった。

 桐生は洛南高3年だった13年4月の織田記念で追い風0・9メートルの予選で日本歴代2位の10秒01をマーク。日本で9秒台に最も近いスプリンターとして注目されている。