沿道のゲキに発奮? 最強市民ランナーの川内優輝(28=埼玉県庁)が1時間6分16秒の24位でゴールした。

 朝から快晴の岐阜。ランナーにとっては厳しい気温24度の中、スタート。

 川内は「沿道から『去年より順位が悪いぞ』とか、『真面目に走れ』とゲキが飛びました」と順位が伸びない中、厳しい応援があったと明かした。

 そのかいがあってか、レース終盤でもタイムを維持。前回、市民ランナーに抜かれたという仙台国際ハーフマラソン(10日)より2分以上タイムを縮めてフィニッシュした。

 タイムアップするも、6分台には「今回は仙台よりましでしたが、まだまだ女子の世界記録レベルですので」と気を引き締めていた。

 今後、川内は黒部名水マラソン(24日)、隠岐の島ウルトラマラソン(6月)などを走り、五輪選考会の福岡国際マラソン(12月)で五輪選出を狙う。

 レースは男子がジェームズ・ルンガル(ケニア)が1時間2分21秒で、女子はユニスジェプキルイ・キルワ(バーレーン)が大会新記録となる1時間6分4秒で優勝した。