陸上の男子3000メートル日本記録保持者の大迫傑(24)が29日、契約するナイキ社のイベントに参加した。

 同社のランニングシューズの「ナイキ エア ズーム エリート 8」が7月2日から販売するのに合わせたもので、反発性に優れた新作を履いて登場。「トラックで走る時はいかに反発を利用してリズム良く走るかを意識しています。フィット感も良く、足が固定されるのでマメもできにくい」とPRした。

 現在は米国に練習拠点を置き、海外を中心に試合に出場する。帰国して臨んだ、前日28日に新潟市で行われた日本選手権の男子5000メートルでは2位。最後で競り負ける展開に「なかなか勝たせてもらえない。日本選手権は1万メートルも含めると4回連続で2番手。もう1ステップ必要かな」と振り返った。

 為末大氏とのトークセッションでは、一般ランナーへのアドバイスも送った。長距離にもかかわらず、中距離選手のような腰高の走りのコツを問われると、「少し短めの距離も走ったり、登り坂などを走るのもいいです」と説明していた。