陸上の北京世界選手権女子マラソン代表の伊藤舞(31=大塚製薬)と重友梨佐(27=天満屋)が26日、関西空港発の航空機で北京へ向けて出発した。

 11年大邱大会以来2度目の出場になる伊藤は、高地トレーニングをせずに7月の北海道合宿で仕上げてきた。「これまでも平地でトレーニングした時の方が良かったので」と理由を話し「日本人トップで入賞することが一番の目標」と、来年リオデジャネイロ五輪内定の条件クリアを照準にした。

 重友はレース前日の29日が28歳の誕生日。「トシを1つ取って最初のレース。いいレースができたら」と笑顔。誕生日近辺に運気上昇する説があるという話を振られると「いいと言われることは、いいと思って。超プラス思考で行こうと思います」と、明るく旅立った。