日本陸連の原田康弘強化委員長(60)が25日、8月の世界選手権北京大会での成績不振を理由に辞任することを表明した。

 東京都内で「目標に届かなかった。私が一括して責任をとる」と話した。12年9月に就任し、任期は4年だったが、リオデジャネイロ五輪まで1年を切った段階で強化部門トップが交代する異例の事態となる。今月中旬の強化委員会で辞表を提出。30日の理事会で正式に承認される。強化方針の継続を重視すれば、麻場一徳強化副委員長(65)が後任候補になる。