東京マラソン財団は1日の理事会で、来年2月28日の大会では小型カメラをつけた巡回警備員を沿道に新たに配置するなど、警備態勢を強化する方針を確認した。2013年ボストン・マラソンでの連続爆破テロや、11月にパリで起きた同時多発テロを受けたもので、ゴール地点では飛行船で上空から監視する。

 小型無人機「ドローン」がコース上空に侵入しないように検知するシステムも導入し、前回は約300人だった巡回監視員や固定監視カメラの設置台数も増やす。

 一部選手を対象に、スタート地点へ入る際の顔認証による本人確認もする。実際のエントリー選手以外の代理出走を防ぐ手段として有効かどうかを試す狙いもある。