日本陸連は16日、東京都内で開いた理事会で、リオデジャネイロ五輪のトラック・フィールド種目について、日本陸連が定めた派遣設定記録の突破者のうち、来年6月の日本選手権で8位以内に入った最上位を自動的に代表とするなどとした選考基準を承認した。

 国際陸連が設定した参加標準記録の到達者が日本選手権で優勝した場合も代表に決まる。

 派遣記録は世界ランキング12番目が目安とされ、標準記録より水準が高い。これ以外は日本選手権8位以内の派遣記録突破者や同3位以内の標準記録到達者らを対象に、6月末の理事会で選考する。条件を満たした選手が3人に満たない場合は、日本選手権に出場できなかった標準記録突破者を救済できる項目も設けた。

 長距離以外は、日本選手権後に派遣記録や標準記録に達した場合、追加の可能性がある。麻場一徳強化委員長は「メダル獲得や入賞することを目標にしてやっていく」と述べた。