リオデジャネイロ五輪最終選考会で36歳の石川末広(ホンダ)が2時間9分25秒で4位(日本人2位)となり、五輪代表選考に名乗りを上げた。

 残り1・2キロで日本人1位となった北島に抜かれ「日本人トップを狙っていたので悔しい」。それでも2時間10分を切るタイムでのゴールに「最低限の(日本勢)2位にはなれた。いいアピールにはなると思う」と複雑な心境を語った。

 6回目のマラソンに臨んだベテランは、スタートから落ち着いたレース運びを展開。第2グループから飛び出す日本人選手を見ても、「自分のペースを保って冷静に対応できた」と無理についていくことはしなかった。39キロ過ぎで日本勢トップに浮上。最後は北島に屈したが、好印象を与える結果になった。五輪代表は17日に予定される日本陸連の理事会で決定予定。後は天命を待つだけだ。