日本陸連は17日、都内で理事会を開き、リオデジャネイロ五輪の男女マラソン代表6人を決定した。大阪国際で優勝した福士加代子(33=ワコール)らが順当に選ばれた。

 会見での質疑応答で真っ先に挙手したのは、84年ロサンゼルス五輪の女子マラソン代表で解説者の増田明美氏。「質問ではないです。今日は、まさかのことがあったら、ほえようと思ってましたが、文句なし。今日は分かりやすい説明でした」と、陸連幹部に合格点を出した。15年世界陸上北京大会でのマラソン選考を巡り、会見で鋭い質問を浴びせていただけに、陸連幹部の表情も和らいだ。