男子100メートル(タイムレース)で今季屋外レース初戦に臨んだ桐生祥秀(東洋大)は向かい風1・4メートルの条件下、10秒24で2位だった。

 スタートから飛び出したが中盤以降で伸びず、期待される9秒台突入は持ち越しとなった。

 2013年に日本歴代2位の10秒01で走った桐生は、昨年のこの大会で追い風3・3メートルの参考記録ながら9秒87をマークしていた。

 男子の棒高跳びでは荻田大樹(ミズノ)が、日本陸連が定めたリオデジャネイロ五輪派遣設定記録に到達する5メートル70で3位、山本聖途(トヨタ自動車)は5メートル60で4位になり、走り幅跳びの菅井洋平(ミズノ)は7メートル75で5位だった。200メートルの飯塚翔太(ミズノ)は21秒12で1位。100メートルで桐生と別組の川面聡大(ミズノ)は追い風2・1メートルの参考記録、10秒40で5位だった。

 桐生祥秀は「スタートは思い切り行けるようになって収穫だった。60メートルまでは手応えがあった。本当はタイム(9秒台)を狙っていたので、出したかった。次の大会で狙いたい」と話した。